下田 四郎

定価: ¥ 650
販売価格: ¥ 650
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発売日: 2002-07
発売元: 光人社
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最近、風呂場ん中で読書をするというのにハマっている。
湿気で本がフニャフニャになるのだが、ま、あまり気にしないことにしている。
昨日から「サイパン戦車戦―戦車第九連隊の玉砕 (光人社NF文庫)」を読み始めた。正直、私は後悔している。
こんな良い本を風呂場とかで読むのは罰当たりだという気がしている。
サイパン戦車戦―戦車第九連隊の玉砕 (光人社NF文庫)の中にでてくる、ある言葉は私を幼少の時分へとタイムトリップさせてくれる。
誰の心の中にもある風景。「サイパン戦車戦―戦車第九連隊の玉砕 (光人社NF文庫)」の中にはそれがあるような気がする。とりあえず表紙がフニャフニャになってしまったので、もう一冊買うかも知れない。
貴重な戦車戦の記録
サイパンでの戦いで、日本の戦車はM4戦車の前で全く歯が立たなかった。というのも、日本の考え方は歩兵戦中心であり、それを支援するのが戦車であるという思想に基づき戦車を配備していたからである。
日本では重装甲重火気の重戦車は計画こそされたものの、実戦配備されることは最後までなかった。それが太平洋での島々での日本の戦いをなおいっそう不利なものにしていた。
この本の描写は、サイパンに送られるまでの満州での訓練の様子や、戦後に投降した後の話、そして戦車の開発の経緯などが多くを占めており、サイパンでの戦車による戦闘シーンは僅かである。というのも、ただ1度の突撃で保有していた戦車のほぼすべてを失ってしまったからである。
戦車の開発における技術力と先見性のなさ、制空権制海権がなく兵員や物資の補充もままならない状態で島を守り抜こうとした作戦の無謀さに空しさを感じさせられた。
鎮魂、そして偉業
本書は鎮魂の物語であるとともに、偉業の物語である。
著者は先の大戦で戦車隊の一員としてサイパン島防衛の最前線に立ち、上陸してきた米軍の只中に突入していった戦車第九連隊の生き残りであり、また戦後はサイパンの地に埋まったままの旧日本軍の戦車を掘り返し、母国に連れて帰るという大偉業を成し遂げた下田四郎氏その人である。著者が戦車を連れ帰ったのは昭和五十年。戦後三十年が経過していた。そして現在、当時から再び三十年が経過した。まさに隔世の感あれども、この偉業は少しも色褪せない。是非この大偉業について知るべし。
目の前で戦友を失う恐怖と悲痛。肉親を戦地に見送って一枚の戦死公報を受け取る慟哭。今の私たちはまず経験することのない衝撃。私たちは、戦争とはいったいどのような結果を招くことなのか、彼ら生き証人たちの伝えることにひとつひとつ怠けずに耳を傾けていかなくてはならないと強く感じる。
(涙)なしでは読めません
戦争を知らない私ですが、特に太平洋戦争には興味ありました。
この本を読んで、戦車隊という存在を初めてしりました。
戦車隊の話に限らず、地上戦やロシアとの関係などもわかりやすく書いてあり、戦争時代を理解するのにとても役立ちました。
ジャングルでの生活、アメリカ人のやったことなども非常に読みやすく書かれてあります。
涙なしでは読めない本だと思います。彼らの犠牲の上で、今の生活があるんだと痛感しました。是非読んでみてください。
